秀吉の小田原攻め、信繁が初陣
小田原攻めを決めた秀吉は、真田昌幸に北陸の支隊を命じます。他北陸支隊には、前田利家、上杉景勝、依田康国といった面々が名を連ねます。
信繁の初陣
天正18(1590)年3月、秀吉は京都を出発し、4月には小田原城に到着します。総勢20万以上の大軍勢でした。
この頃、信繁は秀吉のもとで元服しており、源次郎信繁と名乗り、父・昌幸と兄・信繁に従軍します。これが信繁の初陣となりました。
秀吉からゆっくり攻めろと言われる
真田軍は松井田城を攻めます。松井田城の守りは堅く、火攻めをしても、なかなか落ちません。昌幸は秀吉にこのことを報告すると、秀吉からはこちらは兵が多いのだからゆっくり攻めなさいと言われます。そのとおりに、火攻めや兵糧攻めを続けると、やがて松井田城は陥落します。昌幸は小田原に急ぎます。
北陸支隊が北条の支城を次々と落とす
北陸支隊は武蔵国にある北条の支城を次々に攻め、川越、松山、鉢形、八王子を落とします。忍城も攻めますが、ここは小田原城が開城するまでは落ちませんでした。それでも北条は支城の殆どを失い、籠城戦に追い込まれます。秀吉は小田原城を包囲し、兵糧攻めを行います。7月5日、北条氏直は降伏し、高野山へ配流となりました。北条氏の失脚により、沼田領が真田に返ってきました。論功行賞で秀吉は、家康に関東240万石を与えます。真田昌幸には沼田2万7千石を与え、沼田城の城主としたのでした。
信繁が大谷吉継の娘と結婚する
初陣を果たした信繁は秀吉に気に入られ、腹心の大谷吉継の娘と結婚を勧められます。この娘が後の竹林院です。2人は結婚し、竹林院はこれからの信繁の波乱の人生を支えていくのでした。
秀吉の小田原攻め、信繁が初陣関連ページ
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